検査・検診

CTC:大腸CT検査

CT Colonography(CTC:大腸CT検査)

現在、日本の大腸がん患者数は急増し、今や胃がんを抜いて癌罹患数では第2位、死亡数では第3位であり、女性に限れば死亡数で第1位となるに至りました。 

早期に発見すれば治癒する確率が非常に高いと言われる大腸がんの早期発見を進めるために注目されるのが、急速に進歩したマルチスライスCTと3D Workstationを用いる大腸CT検査(CT Colonography:CTC)です。
最近、TVなどでも先進医療として紹介されることも増えてきました。


CTCは、2012年1月から国の保険適用が認められたことを機に本格的な普及が始まりつつあります。
国外に目を向けてみますと、欧米を中心に普及が進み大腸がんの死亡数の減少で一定の効果を得ています。

そこで当クリニックでも先を見据え、地域に先駆けCTCを行えるCT・Workstation・炭酸ガス注入器を導入いたしました。

1.大腸内視鏡と比べたCTCのメリット・デメリット
メリット・10~15分程度と短時間での検査が可能。  
・炭酸ガスを使うので腹痛やお腹の張りが少ない。  
・大腸だけでなく他の腹部も同時に検査ができる。  
・内視鏡ほど下剤を飲まなくても済む。
デメリット・5mm以下の病変を見つける能力は内視鏡よりも劣っている。  
・丈の低い病変を見つける能力は内視鏡よりも劣っている。  
・粘膜面の評価はできない。(潰瘍性大腸炎など)  
・細胞・組織検査・治療はできない。

注:治療の適応となる6mm以上のポリープに対しては内視鏡と同等の描出能力があります

2.前処置

①検査前日

朝食お粥や食パンなど消化の良い物をお召し上がりください。
食後30分以内にコロンフォート(造影剤)30mlを内服。
昼食食前に下剤を2錠服用。 
検査食を食べる。 
食後30分以内にコロンフォート(造影剤)30mlを内服。
間食ビスコを食べる。
夕食食前に下剤を4錠服用。 
検査食を食べる。 
食後30分以内にコロンフォート(造影剤)30mlを内服。
就寝前食後1時間後に200mlの下剤を内服。

②検査当日

朝食絶食。
朝食後検査が終わるまで何も食べないでください。

注:これは、前処置の一例です。検査を受けられる方により異なるところがありますのでご了承ください。

3.検査方法・所要時間

所要時間:10~15分 
1.検査直前に排便状況を確認後、腸の動きをやわらげるための注射をします。 
2.検査室に入室後、検査着・検査用パンツに着替えます。 
3.検査台に左側臥位で寝て頂き、炭酸ガス注入用の管をお尻に入れます。 
4.炭酸ガスを注入し大腸を膨らませます。(1~2分程度) 
5.大腸が膨らんだところで、仰向けとうつ伏せの2回撮影を行います。(撮影時間は、1回12~15秒程度) 
6.撮影終了後、管を抜き検査は終了です。

4.安全性

腸管を拡張させるため、軽い痛み、腹満感が生じることがあります。 

〈起こりうる偶発症〉 
穿孔(腸に穴が開くこと。この場合、程度により入院・手術が必要になります。)※大腸内視鏡でも同様の偶発症は起りえます。 
大腸検査に伴う腹痛、嘔吐、下痢による脱水

5.ペースメーカーを埋め込んである方へ

大腸CTを受けられる場合は、主治医の先生にご相談のうえお越しくださくい。